みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
最近バドミントンのルールが変わる?そんな話を聞く機会も多いかと思います。
11点5ゲームって何が変わるの??
このような悩みをまとめました。
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バドミントンルール変更?11点5ゲーム制とは
現行21点3ゲーム制で行われているバドミントンの試合ですが、2021年4月、
『バドミントンをより娯楽性の高いものする』
という理由で11点5ゲーム制の導入が検討されています。
【競技情報】5月のBWF年次総会で11点5ゲーム制導入の採決を実施!
4月3日、BWF(世界バドミントン連盟)は5月22日に開催される年次総会の議題について発表した。
年次総会では、BWF理事(会長、副会長、パラバドミントン担当)、評議員らを決める投票を行なうほか、インドネシア協会とモルディブ協会が提案する新スコアリングシステムに関する投票も実施される予定だ。
新スコアリングシステムは、現行の21点3ゲーム・ラリーポイント制に対し、11点5ゲーム制が提案されている。11点5ゲーム制は、2016年リオ五輪前から試験的に下部大会などで実施されていたが、アジアを中心とした強豪国などの同意が得られず、当時の総会で採用は見送られていた。また、2018年にも再度11点5ゲーム制の導入についての投票が行なわれたが、ここでも東京オリンピックの選考レースまでの期間が短かったことから、採用に必要な票数が集まらず同案は否決されている。
これまで、新スコアリングシステムの導入に関して前向きな発言が多かったポール・エリック・ホイヤーBWF会長は、「提案されたスコアリングシステムは、バドミントンをよりエキサイティングにするものであり、ファンや競技関係者にとっての娯楽性をより高めるものになる」と語っており、バドミントンのメジャー化に向けて取り組むBWFとしても歓迎ムードであることを示した。仮に同案が採用されれば東京オリンピック後に実施されるため、同会長は「変更するのにも好ましい時期だ」と話している。
引用:バドスピHP 文/バドミントン・マガジン編集部
この分でも書かれているように、過去にも導入を検討されたことがありましたが、その際には必要な票数が集まらずに否決されています。
バドミントンも過去にルールの変更はあった
バドミントンは2006年度にサーブポイント制(サイドアウト制)からラリーポイント制へのルール変更がありました。
その際の理由としては国際バドミントン連盟(IBF)が、オリンピック種目として生き残ることを視野に2000年から試行錯誤をした結果のルール変更となったようです。
また、ほかのスポーツでもルール変更はされてきており、バレーボールや卓球などでもその都度ルールは見直されてきました。
バドミントンのメジャー化に向けてのルール変更?【筆者持論強いです】
バドミントンのメジャー化に向けてのルール改正とありますが、バドミントンはメジャーではないのでしょうか?
競技人口やバドミントンという名前を知名度をとってみても、決してマイナー種目とは言えないと思います。
何をもってメジャーというかにもよると思いますが、今回のルール改正は、正直なところ『娯楽性をより高めるため』、そして『より見てもらうため』というのが一番の理由なのではと思っております。
というのも、バドミントンの試合というのは日本一を決める大会でこそ最近ではチケットがとりずらくなってきましたが、日本リーグ(サッカーでいうJリーグのようなもの)の観客動員数は多いとは言えないのが現状かと思います。(空席も目立ちます)
バドミントンをしている方でさえ試合会場に足を運び、生で試合を見ることは少なく、ほかの種目に比べて見る楽しみが少ないというのが正直なところなのではと思っております。
私も友人に聞いてみると、ぎりぎりTVで見たことがある程度でした。
見られないスポーツはお金が発生しづらいというジレンマ解消のためのルール変更ということなのかな?と思ってます。
※ここはあくまでも個人的な考えです
バドミントン11点5ゲーム制にはいつから変わるの?
2021年5月22日の世界バドミントン連盟(BWF)の年次総会にて投票が行われるとのこと
早ければ来年度の変更となるのかな・・・?
過去、2016年と2018年では否決されていますが、今回はどうなるでしょうか、、、動きありましたら追記していきたいと思います。
【2021年5月23日 追記】
今回の投票では1票差で否決されたとのこと、また次回以降の持ち越しとなります。
これからいろいろな方の考えが出てきそうですね。
11点5ゲーム制になったときの勝つための戦略、変わること
11点5ゲーム制になったときに確実に変わることを考えていきます。
- 1セットの重さが減る
- 1点の重みが増す
- 戦略の切り替えるチャンスが増える
まとめていきます
変化①-1ゲームの重さが減る
これはそのままですね、
今までは2ゲーム先取だったので、1ゲームの重さは1/2。
5ゲーム制の場合、3ゲーム先取になるので、1ゲームの重さは1/3。
1ゲーム取られてもまだ次があるというメンタル的にもかなり大きな変化がありそうですね。
変化②1点の重みが増す
これもゲーム数同様、
ゲームは捨てやすいけど1点は捨てずらい。2ゲームずつ取り合ったファイナルの点数の重さは今までの比じゃないかも・・・
5ゲーム制の場合、11点先取になるので、1点の重さは1/11。(デュースは考慮していません)
今までよりも決める1点、ミスする1点の重みが大きくなります。
変化③戦略の切り替えるチャンスが増える
今までのルールですと1セットの中で戦略を大きく切り替えることはなかなか難しかったですが、5ゲーム制の場合、ゲーム間で大胆な戦略を打つこともできるようになってきます。
また、コートが変わるなども大きな要因になりそうですね。
では次に5ゲーム制になった際の戦略を考えていきます。
- 1ゲームをもぎ取る攻撃力は大きな強みに
- サーブ周りの正確性がより重要に
- 戦略を切り替えられる臨機応変
- 相手に対応される前に1ゲームをとる戦略?
- ヒット&アウェイで形にはめてゲームを取っていくことも可能に
戦略①-1ゲームをもぎ取る攻撃力は大きな強みに
今までのルールだと21点ずっと攻め続けるのはなかなか体力的にも困難でしたが、11点ゲームの場合それがしやすくなります。
「このゲームは攻め切って取る!」という戦略も可能になりますね。
戦略②-サーブ周りの正確性がより重要に
先ほど、1点の重みが増えるというお話をしましたが、サーブミスは相手が何もせずに1点をあげてしまうことになるので、より避けたい失点となります。
それは逆もしかりで、サービスプッシュでのミスも大きな一点になります。
ゲームでの戦略や点差によってサーブ周りのショットより重要になってきますね。
戦略③-戦略を切り替えられる臨機応変
11点だとゲーム内で戦略を切り替えることは難しくなるので、「この戦略は厳しい」、「次はこの戦略で行こう」というように臨機応変にゲーム展開を変えることが求められそうです。
ダブルスのペア同士での話し合いはもちろん、コーチや監督とのコミュニケーション、事前の打ち合わせも重要な戦略になりそうですね。
戦略④-相手に対応される前に1ゲームをとる戦略?
ゲーム内で相手が対応しきれないショットや戦略を使うことで、1ゲームを楽にとれそうですね。
例えば、
- ピンサーブ
- ロングサーブ
- スピンサーブ
- 取り切れない速いスマッシュ
- サーブ周りの展開
これらのショットははまってしまうと対応するのが難しく、相手に実力を出させずにズルズルいくことも考えられます。
おもにサーブ周りが増えてくるのかな?と思いますが、実際にやってみて有効な手を今後はアップしていければと思います。
いかがでしたでしょうか?
バドミントンのルールは年々変わっていきますが、そんな変化も楽しめるとよいですね。
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