ロブ(ロビング)の打ち方や上達方法【コツは高さを意識すること】

バドミントン ロブ

みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。

バドミントンの技術の中でもロブ(ロビング)は非常に奥が深いショットの一つ。

一見地味に見えるショットですが、ロブ(ロビング)が上達すれば試合を優位に展開できます。

ロブって打ち方がよくわからないし、いろいろな高さをどうやって打ち分ければいいの?

このような悩みをまとめました。

【本記事の内容】

①ロブってなに?種類も解説
②ロブの打ち方
③ロブの上達方法

この記事を書いた人

健ジムのケンスケ

東京町田で【町田コンディショニングジム健介】とバドミントンショップ経営。バドミントンは高校始めの雑草社会人プレーヤー。日々積み重ねる。YouTubeでも情報発信中。



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バドミントンのロブ(ロビング)とは?【種類も】

ロブ(ロビング)とは、主にコートのネット近くから、相手コートの奥まで返すショットです。

ロブで重要なのは『相手に何を打たせたいかによって高さを打ち分ける』ことです。

自分がピンチで相手に強打をさせたくないのか、相手にあえて強打させてカウンターを狙うのか、体勢を崩させたいかなどで高さを使い分けましょう。

・・・と簡単に言いましたが、この高さの使い分けが非常に難しく、上級者になるための大きなステップといえるでしょう。

高さのコースを意識する。私も最近の課題です。

  • ハイロブ
  • 中間ロビング
  • アタックロブ
  • 低弾道ロブ

ハイロブ【相手にエンドラインから打たせる】

ハイロブは主に自分の態勢を整えつつ、相手の強打を打ちづらくするために打ちます。

バドミントンの試合中に自分が攻め込まれているとき、劣勢の状態から無理にいいコースにロブを打とうとしても、さらに追い詰められたりカウンターを打たれてしまいます。

また、相手がいいヘアピンを打ってきたときに、無理にヘアピンで返したり、低い打点からクロスヘアピンなどを打ってもミスしたりたたかれることが増えてしまいます。

そんな時は、ハイロブでしっかり相手コート後ろまで返すようにしましょう。

また、スマッシュが打ちづらい体育館やシャトルの時には非常に有効なショットとなります。

Q
ハイロブは逃げのショットのイメージがあります、逃げですか?
A

しっかり態勢を整える重要なショットです。しかし、打つ必要がない状況で打つとただ守るだけのショットになります。

Q
ロブが高さが出ません、どうすればいいですか?
A

前でなく上に向かって軌道をイメージして打つようにしましょう。特にバックハンドは意識的に上に向けないと試合中低くなりやすいので注意です。シャトルを下からのぞき込むようなイメージですくいあげましょう。

中間ロビング【相手の頭を超す】

ハイロブに対して、ダブルスだと前衛、シングルスだとホームポジションから手を伸ばしても届かない高さに打つロブです。

主にこのロブが一番多用されるかと思います。

そして甘くなりがちです。

中間ロビングの肝は、相手に強打を打たれないよう、ぎりぎりの高さとできる限りのコースを狙うことです。

このロブの精度が悪いと終始攻め込まれてしまう試合展開になります。

Q
ロブがひくくなってしまって相手に打ち込まれてしまいます。何かコツはありますか?
A

上に向かって打つようにするのと、相手の身長、腕の長さ、ジャンプ力を考慮して高さを調整しましょう。

アタックロブ【相手に角度のあるスマッシュを打たさない】

アタックロブは、ほかのロビングがある程度攻め込まれることが前提なのに対し、相手の態勢を崩すために低めの弾道で打つロブです。

アタックロブはいきなり打ってもダブルスだと前衛に、シングルスでもジャンプをされるとさわられてしまう高さのロブのため、打つタイミングと、相手のポジショニング確認が非常に重要なロブといえるでしょう。

うまく使えると攻守交代できますし、うまくいけば一本で点数に繋げることができるショットです。

ただ、リスクは高いです。

【アタックロブの詳細はこちら】

低弾道ロブ【相手の体勢を追い詰める】

他のロブが比較的低い打点で触るのに対し、低弾道ロブは高い位置で触れた時限定のドライブやプッシュに近いロブです。

これは田児賢一選手がYouTubeで配信されていましたが、このショットは基礎打ちで練習することも少ないですが、試合では非常に有効なショットといえます。

ドライブやプッシュに近い軌道で相手コート奥ギリギリに打ち分けることで相手を動かし、体勢を崩します。

コントロールが難しく、上級者向けのショットといえるでしょう。

バドミントンのロブ(ロビング)の打ち方

重要なのはフットワークです。

  1. シャトルの落下地点を確認し、自分が打ちたい打点(高さ・位置)にラケットを出します。
  2. ラケットを握る際はリストスタンドを意識しましょう。
  3. フットワークで打点に入り、少しテイクバックしシャトルを打ちます。この時、上に打ちたい場合はラケットヘッド落とすイメージ、前に打ちたいときは後ろに引くイメージでテイクバックしましょう。
  4. この際に打ちたいコースや高さなどを明確にイメージし、押し出すように打ちましょう。

基本的にはラケットを持っている足が前の状態で打ちます。

フォアハンドのロブ

フォアハンドのロブを打つ際はテクバックが難しいため、正確に行えるよう注意しましょう。

低い高さのストレートロブは打ちずらいですが、打てると武器になりますので頑張って習得しましょう。

また、ラケットを持たないほうの手は肩よりも上にしておくと状態が安定しやすいかと思います。

フォアハンドの時→身体の内側(右利きの方は右足の延長線より内側)で捉えるようにすると打ちやすく、また、クロスヘアピンなどとのフォームがわかりづらくなります。

バックハンドのロブ

バックハンドのロブは弾道が低くなりやすいため、高いロブを出したいときは注意しましょう

バックハンドの時→身体の外側(右利きの方は右足の延長線より外側)で捉えるようにすると打ちやすく、また、クロスヘアピンなどとのフォームがわかりづらくなります。

ロブのコツ

まず、ラケットを出すことが重要です。

バドミントンのショットというとラケットを振るイメージが強いですが、まずラケットをシャトルに向け、そこから少し反動をつけ押し込むように打ちましょう。

コースが安定しない場合は、打ちたい方向をラケットの面で指すように押し込んでみましょう。

ロブを打つ際に気を付ける点

ふりを必要以上に大きくしないことです。

ハイロブは少し変わってきますが、振りが大きくなるとコースがばれやすくなりますし、コースが定まりづらくなります。

なるべく小さい動きでしっかり狙えるようにしましょう。

ロブがアウトになってしまうときは?

いくつか原因が考えられます、箇条書きで上げてみました。

  • 弾道が低すぎる→上に打つイメージで
  • 腰が高い→手打ちになっている
  • シャトルが飛ぶ→上に打つイメージ、ラケットを短く持ってみるのも◯
  • ラケットが飛ぶ→ガットを硬く張ったのに持ち替えてみる

私自身、ロブの調整は苦労します・・・泣

クロスロブのコツ

ストレートに上げるのに対しクロスを打つ時はシャトルの横をたたくようなイメージで打ちます。

また、

  • バックハンドの時→身体の外側(右利きの方は右足の延長線より外側)
  • フォアハンドの時→身体の内側(右利きの方は右足の延長線より内側)

で捉えるようにすると打ちやすく、また、クロスヘアピンなどとのフォームがわかりづらくなります。

ロブ上達方法

ロブは相手をイメ―ジしながら数をこなすことが大事です。

天井シャトル打ち上げ

真上にシャトルを打ち上げます。

特にバックハンドで打ち上げるとリストスタンドの練習にもなります。

地味ですが非常にいい練習です。

【リストスタンドについてはこちら】

手投げノック

数をこなすのに適しています。

ネット近くはもちろん、コートの真ん中あたりからもいろいろなコースに打ち分けられるように数をこなしましょう。

2対1

2対1の練習は、どちらもロブの練習になります。

2のほうは攻撃的なロブ(アタックロブ、低弾道ロブ)が打ちやすいですし、1は慎重なロブ(ハイロブ、中間ロブ)が打ちやすいです。

相手のポジショニングや身長なども考慮し、イメージを持ちながら取り組みましょう。

ロブは相手に何を打たせるのイメージが大事

ロブは相手がさわれることが前提で、相手に何を打たせるかイメージすることが非常に重要です。

例えば、相手の態勢を崩すために打ったつもりがカウンターをされてしまった場合、ロブの高さが低かったことになります。

無理にスマッシュを打たせるためにロブを打ち、相手にスマッシュを打たせてカウンターできた場合は、自分が打ったロブがしっかり相手をイメージできて精度が高いものを打ててたことになります。

つまり、自分が打つロブの種類や高さ、コースは対戦相手の身長やフットワーク、ショット、スキルによって臨機応変に変える必要があり、そこまでイメージすることが大切です。

種類や高さ、コースを打ち分けられるようになったら、相手によって打ち分けられるようにしましょう。

私もまだまだ練習中、一緒に頑張りましょう!

まとめ【イメージ通りのロブが打ちやすいラケット紹介】

練習をたくさんこなしてもなかなか思い通りのショットが打てないときは、一度ロブが打ちやすいラケットを使ってみるのもお勧めです。

試合中、ロブのショットミスは一発で失点に結びついてしまうショット。

まずしっかり打ち分けられるラケットを選ぶのもありです。

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おしまい

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