【バドミントン打ち方】奥まで飛ばす!『 ロブ(ロビング)』の打ち方や上達方法【コツは高さ】

バドミントン ロブ

みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。

バドミントンの技術の中でもロブ(ロビング)は非常に奥が深いショットの一つ。

一見地味に見えるショットですが、ロブ(ロビング)が上達すれば試合を優位に展開できます。

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ロブって打ち方がよくわからないし、いろいろな高さをどうやって打ち分ければいいの?

このような悩みをまとめました。


バドミントンのロブとロビングの違いは?

どちらも同じショットを指します。ロブは略称で正確にはロビングです。

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この記事を書いた人

健ジムのケンスケ

バドミントン歴20年、指導歴8年。バドミントンは高校始めの全国大会入賞プレーヤー。日々積み重ねる。

東京町田で【町田コンディショニングジム健介】とバドミントンショップ経営。YouTubeでも情報発信中。



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バドミントンのロブ(ロビング)とは?【種類も】

バドミントンのロブ(ロビング)とは?【種類も】

ロブ(ロビング)とは、主にコートのネット近くから、相手コートの奥まで返すショットです。

ロブで重要なのは『相手に何を打たせたいかによって高さを打ち分ける』ことです。

自分がピンチで相手に強打をさせたくないのか、相手にあえて強打させてカウンターを狙うのか、体勢を崩させたいかなどで高さを使い分けましょう。

・・・と簡単に言いましたが、この高さの使い分けが非常に難しく、上級者になるための大きなステップといえるでしょう。

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高さのコースを意識する。私も最近の課題です。

  • ハイロブ
  • 中間ロビング
  • アタックロブ
  • 低弾道ロブ

ハイロブ【相手にエンドラインから打たせる】

ハイロブは主に自分の態勢を整えつつ、相手の強打を打ちづらくするために打ちます。

バドミントンの試合中に自分が攻め込まれているとき、劣勢の状態から無理にいいコースにロブを打とうとしても、さらに追い詰められたりカウンターを打たれてしまいます。

また、相手がいいヘアピンを打ってきたときに、無理にヘアピンで返したり、低い打点からクロスヘアピンなどを打ってもミスしたりたたかれることが増えてしまいます。

そんな時は、ハイロブでしっかり相手コート後ろまで返すようにしましょう。

また、スマッシュが打ちづらい体育館やシャトルの時には非常に有効なショットとなります。

ハイロブは逃げのショットのイメージがあります、逃げですか?

しっかり態勢を整える重要なショットです。しかし、打つ必要がない状況で打つとただ守るだけのショットになります。

ロブが高さが出ません、どうすればいいですか?

前でなく上に向かって軌道をイメージして打つようにしましょう。特にバックハンドは意識的に上に向けないと試合中低くなりやすいので注意です。シャトルを下からのぞき込むようなイメージですくいあげましょう。

中間ロビング【相手の頭を超す】

ハイロブに対して、ダブルスだと前衛、シングルスだとホームポジションから手を伸ばしても届かない高さに打つロブです。

主にこのロブが一番多用されるかと思います。

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そして甘くなりがちです。

中間ロビングの肝は、相手に強打を打たれないよう、ぎりぎりの高さとできる限りのコースを狙うことです。

このロブの精度が悪いと終始攻め込まれてしまう試合展開になります。

ロブがひくくなってしまって相手に打ち込まれてしまいます。何かコツはありますか?

上に向かって打つようにするのと、相手の身長、腕の長さ、ジャンプ力を考慮して高さを調整しましょう。

アタックロブ【相手に角度のあるスマッシュを打たさない】

アタックロブは、ほかのロビングがある程度攻め込まれることが前提なのに対し、相手の態勢を崩すために低めの弾道で打つロブです。

アタックロブはいきなり打ってもダブルスだと前衛に、シングルスでもジャンプをされるとさわられてしまう高さのロブのため、打つタイミングと、相手のポジショニング確認が非常に重要なロブといえるでしょう。

うまく使えると攻守交代できますし、うまくいけば一本で点数に繋げることができるショットです。

ただ、リスクは高いです。

【アタックロブの詳細はこちら】

低弾道ロブ【相手の体勢を追い詰める】

他のロブが比較的低い打点で触るのに対し、低弾道ロブは高い位置で触れた時限定のドライブやプッシュに近いロブです。

これは田児賢一選手がYouTubeで配信されていましたが、このショットは基礎打ちで練習することも少ないですが、試合では非常に有効なショットといえます。

ドライブやプッシュに近い軌道で相手コート奥ギリギリに打ち分けることで相手を動かし、体勢を崩します。

コントロールが難しく、上級者向けのショットといえるでしょう。

バドミントンのロブ(ロビング)の打ち方、やり方

重要なのはフットワークです。

  1. シャトルの落下地点を確認し、自分が打ちたい打点(高さ・位置)にラケットを出します。
  2. ラケットを握る際はリストスタンドを意識しましょう。
  3. フットワークで打点に入り、少しテイクバックしシャトルを打ちます。この時、上に打ちたい場合はラケットヘッド落とすイメージ、前に打ちたいときは後ろに引くイメージでテイクバックしましょう。
  4. この際に打ちたいコースや高さなどを明確にイメージし、押し出すように打ちましょう。

基本的にはラケットを持っている足が前の状態で打ちます。

フォアハンドのロブ

フォアハンドのロブを打つ際はテクバックが難しいため、正確に行えるよう注意しましょう。

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筆者の感覚だと親指方向に捻り上げるように回外してテイクバックしています

低い高さのストレートロブは打ちずらいですが、打てると武器になりますので頑張って習得しましょう。

また、ラケットを持たないほうの手も適度に上げておくと上体が安定しやすいかと思います。

フォアハンドの時→身体の内側(右利きの方は右足の延長線上かそれより内側)で捉えるようにすると打ちやすく、また、クロスヘアピンなどとのフォームがわかりづらくなります。

バックハンドのロブ

バックハンドのロブは弾道が低くなりやすいため、高いロブを出したいときは注意しましょう

バックハンドの時→身体の外側(右利きの方は右足の延長線上かそれより外側の右側)で捉えるようにすると打ちやすく、また、クロスヘアピンなどとのフォームがわかりづらくなります。

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右手を振る分左手も反対に振ってあげるとバランスがとりやすいです

ロブのコツ

まず、ラケットを打点に出すことが重要です。

バドミントンのショットというとラケットを振るイメージが強いですが、まずラケットをシャトルに向け、そこから少し反動をつけ押し込むように打ちましょう。

コースが安定しない場合は、打ちたい方向をラケットの面で指すように押し込んでみましょう。

ロブを打つ際に気を付ける点

ふりを必要以上に大きくしないことです。

ハイロブは少し変わってきますが、振りが大きくなるとコースがばれやすくなりますし、コースが定まりづらくなります。

なるべく小さい動きでしっかり狙えるようにしましょう。

ロブがアウトになってしまうときは?

いくつか原因が考えられます、箇条書きで上げてみました。

  • 弾道が低すぎる→上に打つイメージで
  • 腰が高い→手打ちになっている
  • シャトルが飛ぶ→上に打つイメージ、ラケットを短く持ってみるのも◯
  • ラケットが飛ぶ→ガットを硬く張ったのに持ち替えてみる
健ジムのケンスケ

私自身、ロブの調整は苦労します・・・泣

ロブが飛ばない時は?

以下の点を見直してみましょう。

  • スイングが遅い
  • ラケットやガットが飛ばしづらい
  • ラケットにしっかり当たっていない
  • 振りが小さすぎる
  • 体重が乗っていない

筆者が色々な方をコーチングさせていただいてる経験から言いますと、ロブが飛ばない時はラケットにシャトルがしっかり当たっていない(真っすぐ当たっていない)ことが多いです。

まずはしっかり当てる練習をし、そこから飛距離が出るように試行錯誤していきましょう。

クロスロブのコツ

ストレートに上げるのに対しクロスを打つ時はシャトルの横をたたくようなイメージで打ちます。

また、

  • バックハンドの時→身体の外側(右利きの方は右足の延長線より外側)
  • フォアハンドの時→身体の内側(右利きの方は右足の延長線より内側)

で捉えるようにすると打ちやすく、また、クロスヘアピンなどとのフォームがわかりづらくなります。

ロブの上達方法

ロブは相手をイメ―ジしながら数をこなすことが大事です。

天井シャトル打ち上げ

真上にシャトルを打ち上げます。

特にバックハンドで打ち上げるとリストスタンドの練習にもなります。

地味ですが非常にいい練習です。

【リストスタンドについてはこちら】

手投げノック

数をこなすのに適しています。

ネット近くはもちろん、コートの真ん中あたりからもいろいろなコースに打ち分けられるように数をこなしましょう。

【手投げノックの練習方法はこちら】

2対1

2対1の練習は、どちらもロブの練習になります。

2のほうは攻撃的なロブ(アタックロブ、低弾道ロブ)が打ちやすいですし、1は慎重なロブ(ハイロブ、中間ロブ)が打ちやすいです。

相手のポジショニングや身長なども考慮し、イメージを持ちながら取り組みましょう。

【2対1の練習方法はこちら】

ロブは相手に何を打たせるのイメージが大事

ロブは相手がさわれることが前提で、相手に何を打たせるかイメージすることが非常に重要です。

例えば、相手の態勢を崩すために打ったつもりがカウンターをされてしまった場合、ロブの高さが低かったことになります。

無理にスマッシュを打たせるためにロブを打ち、相手にスマッシュを打たせてカウンターできた場合は、自分が打ったロブがしっかり相手をイメージできて精度が高いものを打ててたことになります。

つまり、自分が打つロブの種類や高さ、コースは対戦相手の身長やフットワーク、ショット、スキルによって臨機応変に変える必要があり、そこまでイメージすることが大切です。

種類や高さ、コースを打ち分けられるようになったら、相手によって打ち分けられるようにしましょう。

健ジムのケンスケ

私もまだまだ練習中、一緒に頑張りましょう!

【経験談】プレーヤー&指導者の視点で語る『ロブ』の使い方と気づき

ここまではロブ(ロビング)の基本的な打ち方やコツ、練習法を紹介してきましたが、実際に試合や指導の現場でロブをどう使うのか、どんな気づきがあったのかをお伝えします。

単に「高く上げる」だけでなく、どのタイミングで、どんな目的でロブを使うかによってラリー全体の流れは大きく変わります。

ここでは、プレーヤーとしての実体験、そして指導者として多くの選手を見てきた中で感じた“ロブの本質”を共有します。

試合経験から学んだロブの本質

試合をする中で筆者が感じたロブの本質は『相手のリズムを崩す』のが重要ということ。

バドミントンは白帯より下で打つショットは攻撃的なショットを打つことが難しく、決定率が下がるショットでロブはその中でもいわゆる守りのショットといえます。

しかし、守りは守りでも相手のいいリズムで打たさせないことで相手の体力を削りつつ、自分のチャンス球を作る『攻めのロブ』を打つことができます。

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相手のリズムを崩すためには自分がいい体勢で打つことが大事!フットワークが重要です

指導現場で見えたロブ上達の共通点

指導をしている生徒さんの中でロブを打つ際に苦戦される方の多くは『遠く高く飛ばせない』方がとても多いです。

  • コートの真ん中くらいしか飛ばない
  • バックハンドとフォアハンドのどちらかが飛ばない
  • 高い打点で入れない

まずは足を止めて遠くまで打つために先に解説したシャトルリフティングを繰り返して高く打てるようにしましょう。

経験から見えてきたロブ上達の鍵

プレーヤーとしても、指導者としても感じるのは、ロブの上達に近道はないということです。ただし、「リズム」「脱力」「高さを出す勇気」を意識して反復を続ければ、誰でも確実に上達できます。

ロブは守りのショットではなく、ラリーの流れをコントロールするための戦略的な一打です。

焦らず落下地点に早く入り、安定した高さを出せるようになると、試合展開そのものが変わります。

練習を積み重ねて、ぜひ自分の“理想のロブの高さ”を見つけてみてください。

まとめ【イメージ通りのロブが打ちやすいラケット紹介】

練習をたくさんこなしてもなかなか思い通りのショットが打てないときは、一度ロブが打ちやすいラケットを使ってみるのもお勧めです。

試合中、ロブのショットミスは一発で失点に結びついてしまうショット。

まずしっかり打ち分けられるラケットを選ぶのもありです。

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ロブ打ちやすくお勧めです、最近私もメインラケットで使用しています。

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おしまい

バドミントン ロブ

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