【徹底解説】サーブ(サービス)ルール説明【ルール変更や足についても】

【徹底解説】バドミントンのサーブ(サービス)ルール説明【ルール変更や足についても】

みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。

バドミントンのサーブにかかわるルールて結構ややこしいものが多いですよね。

特に初心者の方が理解するのは最初難しいかも・・・

サーブにかかわるルールってどんなものがあるの?

このような悩みをまとめました。

【本記事の内容】

①バドミントンのサーブ(サービス)ルールを徹底解説
②バドミントンのサーブ(サービス)ルール変更ついても
③サーブ(サービス)ルールで特に気を付けるのは【足と高さ】

この記事を書いた人

健ジムのケンスケ

東京町田で【町田コンディショニングジム健介】とバドミントンショップ経営。バドミントンは高校始めの雑草社会人プレーヤー。日々積み重ねる。YouTubeでも情報発信中。



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バドミントンのサーブ(サービス)ルールを徹底解説

バドミントンのサービスについてのルールは『バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 サービス』に書かれています。

が、これだけだとかなり見づらいです・・・

堅苦しい言葉で解説されていますのでわかりづらい!

今回は一個ずつ紐解いていきたいと思います。

最初は正しいサービスについて書かれています。

ざっくりわけるとこの項目、

  • サービスを遅らせてはダメ
  • サーバーとレシーバーは線に触っちゃダメ
  • サーバーとレシーバーは地面に触れてなきゃダメ
  • サーバーはコート面より1.15mより下の高さから上向きにシャトルの台を打ってサービスをしないとダメ

順番に見ていきましょう

サービスを遅らせてはダメ

第1項 正しいサービスとは

⑴ サーバーとレシーバーがそれぞれの態勢を整えた後は、両サイドともサービスを不当に遅らせてはならない。

⑵ サーバーのラケットヘッドの後方への動きの完了した時点が、サービスの始まりを不当に遅らせているかどうかの判断基準となる。⑴は、主審がコールし、⑵は、サービスジャッジがコールするものとする。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

第16条 プレーの継続、不品行な振舞い、罰則 第4項  プレーの遅延

⑴ プレーヤーはどんなことがあっても、体力や息切れを回復できるように、または、アドバイスを受けるためにプレーを遅らせてはならない。

⑵ 主審はいかなるプレーの遅延についても、それを判断・処置する唯一の決定者である。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

極端な間の外し方はやっちゃダメです。

お互いが「サービスできますよー」、「レシーブできますよー」という状態になってから不当に遅らせてはいけません。

また、ラリー間で疲れているなどの理由でお互いがサービスまたはレシーブの体制に入らずに遅らせるのもダメです。

よく疲れているときにコート内をぐるぐる回って時間を稼ぐパターンがありますが、これは基本的にダメですね

体力を回復したいときや間を取りたいときはルールの範囲内でシャトル交換やタオルで汗を拭くなどで間をとるのが良いですね。

サーバーとレシーバーは線に触っちゃダメ

⑶ サーバー及びレシーバーは、斜めに向かい合ったサービスコート(図A参照)内に、サービスコートの境界線に触れずに立つものとする。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

線を踏んじゃだめですよーということです。

ときどき気づかずにシューズが線にかかっていることがありますが、これは審判が気づいた時点でフォルトになります。

サーバーとレシーバーは地面に触れてなきゃダメ

⑷ サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてから(本条第2項参照)サービスがなされるまで、(本条第3項参照)、その位置でコート面に接していなければならない。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

シャトルがサーバーのラケットに触れるよりも前にサーバーとレシーバーは足を地面につけてなければなりません。

ときどき、サーバーがシャトルを打つタイミングで足が浮いてしまったり、レシーバーが早く打とうとするあまり先にジャンプしてしまうことがありますが、これはフォルトとなります。

サーバーはコート面より1.15mより下の高さから上向きにシャトルの台を打ってサービスをしないとダメ

⑸ サーバーは、ラケットで最初にシャトルの台を打つものとする。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

サーバーはシャトルの羽根の部分でなくシャトルコックを先に打つ必要があります。

ときどきカットやスピンをかけたいがあまり羽を打ってしまう選手がおりますが、これはフォルトです。

【フォルトになりやすいスピンサーブはこちら】

②実験的に判定装置を使用する場合については、サーバーのラケットで打たれる瞬間に、シャトル全体が必ずコート面から1.15m以下でなければならない。(一部の国際大会を除いて平成30年度は採用しない)

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

現在はこのルールが採用されております。

プレーヤーの慎重に問わずサービスを打つ高さが1.15m以下となりました。

1.15mは大体シャトルの筒を3つ積み上げた高さです

背の低いプレーヤーは有利になり、背の高いプレーヤーにとっては規制がかかったルールとなりました。

このルールについては様々な物議がありました。

【ビクター・アクセルセンがサーブの高さについて話している動画はこちら】

【115cmルールー変更について詳しく解説しました】

⑻ サーバーのラケットは、サービスを始めてから(本条第2項参照)なされるまで、(本条第3項参照)前方への動きを継続しなければならない。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

このルールがかなりグレーな所ではありますが、サーバーはラケットヘッドを前方に動かし始めてから止めることをしてはいけませんよというもの。

このルールはなかなか一発でジャッジするのは難しいのではないかなと思います。

一般のオープン大会はもちろん、国際試合での審判でも正しいジャッジを下すのは難しいんではないかなと思います。

※私もこのルールに関しては理解が十分ではないので、今後更新していければと思っております。

⑼ もし何ものにも妨げられなかったならば、シャトルは、レシーバーのサービスコートの内(境界線の上または内)に落ちるようにネットの上を通り、サーバーのラケットから上向きに飛行しなければならない。

⑽ サーバーがサービスをしようとしてシャトルを打ちそこなってはならない。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

この二つはまあ当たり前のことでしょうか、省略します。

第2項  それぞれのプレーヤーのサービスの態勢が整った後、サーバーのラケットヘッドの前方への初めての動きが、サービスの始まりである。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

このルールは第1項の⑻にも関わってきますね。

第3項  サービスは、いったん始められると(本条第2項参照)、シャトルがサーバーのラケットで打たれるか、サービスをしようとしてシャトルを打ちそこなったときに終了する。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

ここも省略します。

第4項  サーバーは、レシーバーが位置について態勢が整う前にサービスは始められないが、サーバーがサービスをし、レシーバーが打ち返そうと試みたときは、態勢が整っていたものとみなす。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

ここもときどき微妙なジャッジになりますね。

不可抗力も含めてレシーバーが不意を突かれた形になり、反応したのちに準備していなかったと主張するパターンがありますが、『打ち返そうと試みた』という判断はジャッジメントの判断となります。

第5項  ダブルスでは、サービスが始まり終了するまで(本条第2項、第3項参照)、それぞれのパートナーは、相手側のサーバーまたはレシーバーの視界をさえぎらない限り、それぞれのコート内ならどこの位置にいてもよい。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

ときどきミックスダブルスで打点が見えなくなることがあります。

この場合はレシーバーは主張しましょう。

コート外にいてくれればいいからという冗談がありますが、少なくともサービス

を打つ瞬間まではコート内にいないとだめですね(笑)

【115cmルールについての詳しい解説はこちら】

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珍しいフォルト、ホールディング

『1回のストロークで、ラケット上に捕えられ保持されて、振り投げられたとき』はホールディングというフォルトになります。(第13条の3項)

一回ラケットにのっかて投げるような打ち方になった場合ですね、ごくまれにですがサービスでも見かけられます。

ただし、『同じプレーヤーによって2回連続して打たれたとき。しかし、ラケットヘッドとストリングド・エリアで、1回のストロークで連続して打たれるのは「フォルト」ではない。』とされています。

ここのフォルトの見極めでよく審判のジャッジがあいまいになり揉めることがあります。

サービスを間違えた時は?

ときどきサービスの順番がわからなくなり、サーバーやレシーバーが入れ替わってしまうことがありますが、そんな時のルールは以下の通り。

第12条 サービスコートの間違い

第1項  プレーヤーが次に該当する場合は、サービスコートの間違いである。

⑴ サービスまたはレシーブの順番を間違えたとき
⑵ 間違ったサービスコートからサーブしたり、 または間違ったサービスコートでレシーブしたとき

第2項  もしサービスコートの間違いが見つかったときは、その間違いを訂正し、スコアはそのときのままとする。

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

つまり、気づいたその場でサーバーやレシーバーを変えてそのまま試合を進行させます。

珍しいケースも!サービス中のレット

あまりありませんがこんな場合はレットです。

第2項  次の場合は「レット」である。

⑴ レシーバーの態勢が整う前にサーバーがサービスしたとき(第9条第4項参照)

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

これはまあありますかね、問題は次の項目

⑵ サービスのときレシーバーとサーバーの両方がフォルトをしたとき

⑶ サービスが打ち返されて、シャトルが
①ネットの上に乗ったとき
②ネットを越えた後、ネットにひっかかったとき

⑷ プレー中にシャトルが分解してシャトルの台が他の部分と完全に分離したとき

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

上記はなかなか珍しいかも、特に⑷はまだ見たことがありません・・・

バドミントンのサーブ(サービス)ルール変更ついても

バドミントンのサービスのルールは年々変化しており、下記のルールは廃止されたものです。

⑹ ①サーバーのラケットで打たれる瞬間に、シャトル全体がサーバーのウエストより下になければならない。ここで言うウエストとは、肋骨の一番下の部位の高さ、胴体の周りの仮想の線とする。

⑺ サーバーが持つラケットヘッド及びシャフトは、シャトルを打つ瞬間に下向きでなければならない。(上記⑹②の施行の場合は本項は削除)

バドミントン競技規則(公益財団法人 日本バドミントン協会採択)第9条 より

ウエストラインがかなりあいまいなルールでしたが、現在は1.15mで統一されました。

【バドミントンのルールはちょくちょく変わります】

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初心者がサーブ(サービス)ルールで特に気を付けるのは【足と高さ】

サービスでまず初めに気を付けたいのは

  • サーバーとレシーバーはサービスが行われるまで足を地面から離さない。
  • 1.15mよりもシャトル全体が下の高さでサービスを行う

です。

細々しているものも上記の通り多くありますが、まずこの二つを強く意識するようにしましょう。

このルールを知らずしてサービスを練習してしまうと変な癖がつき、修正が困難になることがあります。

是非、サービスのルールをしっかり把握し、自分が優位となるよなサービスを身につけましょう。

【バドミントンのサービスの種類についてはこちら】

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