みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
バドミントンのサーブ(サービス)は人によって打ち方が様々です。

サーブってどんな種類があるの?種目によって打ち分けたりするの?
このような悩みをまとめました。
※バドミントンのサーブの正式名称はサービスですが、本記事ではサーブで統一しております。
バドミントンサーブ(サービス)とは?
2種類の打ち方による特徴【フォア・バック】


バドミントンのサーブ(サービス)とは、ラリーを始める最初の一打目のショットのことで、打ち方について細かくルールが指定されているショットです。
他の球技が上から打つサービスが増えてきた中、バドミントンは今でも下から(床から115cm以下)打つサービスをつづけています。
この一番の理由は、サービス本来の意味通り、相手に「奉仕」し、決着はラリーで決めるという点を重要視しているからなのです。



他の競技に比べ、1回のサービスで簡単にポイントが入るより、ラリーの応酬で得点が入るのを決めましょうというのに重きを置いている競技いえます。
バドミントンのサーブの打ち方は2種類。
順番に見ていきましょう
フォアハンドサービス(サーブ)
ラケットをフォアハンドで握り、半身の状態から打ちます。
主に女子シングルスで使うことが多いサーブです。
フォアハンドサービス(サーブ)の打ち方
【例】
- 半身で構え、シャトルをラケットと反対の手で持ち、胸~顔の前あたりで構えます。
- ラケットを持った手は後方に引き構えます。
- シャトルを落とすと同時に前方に体重移動しながら掬いあげるように打ちます。
メリットデメリット
【メリット】
- 高く遠くまで打つことができる
- ダブルスでは使う人が少ないため、レシーバーが慣れておらず対応しずらい
【デメリット】
- ショートサーブを打つ際の細かいコントロールが難しい
- モーションが大きくなりがち
バックハンドサーブ
日立、川邊選手のサービス。
— ケンスケ@バドミントンコーチ&YouTube&ブログ×健ジム経営 (@cg_kensuke) September 11, 2024
打つタイミングがわかりづらく、シャトルも少しぶれている。
ローグサービスと組み合わせられると、サープスプッシュを打つまで攻め込むのが難しそう、、、! pic.twitter.com/PQ9ISx6AIr
ラケットをバックハンドで握り、身体の正面で打ちます。
選手や種目によって
- 両足をそろえて
- 右足が前
- 左足が前
など様々なフォームがありますので自分の打ちやすい打ち方を見つけましょう。



一番多い打ち方はラケットを持っている足が前で打つフォーム
バックハンドサーブの打ち方
【例】
- ラケットと反対の手でシャトルを持ち、胸の位置で構えます。
- ラケットをバックハンドで持ち、ラケットの面をシャトルに合わせます。
- テイクバックに合わせてシャトルを離し、前方に押し出すように打ちます。
メリット・デメリット
【メリット】
- コントロールがしやすく、バリエーションをつけやすい
- 小さいモーションで打てる
【デメリット】
- 高く遠くまで打つことが難しい
サーブ(サービス)の時のシャトルの持ち方
主にバックハンドでサーブを打つ時にシャトルコックの向きを変えることで、シャトルの飛び方を変えることができます。
- シャトルコックを真下に向けて打つ
- シャトルコックを水平に向けて打つ
順番に見ていきます
シャトルコックを真下に
シャトルコックを真下に向けて打つとコントロールがしやすいです。
水平にするよりも難易度が低いため、まずこちらである程度慣れてから必要であれば水平に持つ方に切り替えるとよいでしょう。
初心者の方はこの持ち方からスタートしましょう。
シャトルコックを水平に
シャトルコックを水平に(手前に)向けて打つと、シャトルコックが空中でグルんと回るため、その分飛び方が変わります。
コントロールが難しくなりますが、ネットからより浮きづらく、サービスラインぎりぎりに入りやすくなります。
上級者のダブルスの選手はこの持ち方をされている人が多いです。
また、シャトルを持つ位置はルールでも非常に重要なところなので、こちらも併せて確認してみてください。


バドミントンサーブ(サービス)軌道による特徴【3種類】
バドミントンのサーブは打つ軌道によって大きく分けて3種類に分けられます。
- ロングサーブ
- ショートサーブ
- ピンサーブ(ドリブンサーブ)
順番に見ていきます
ロングサーブ
相手コートの後ろに向けて高く打つサーブです。
主に上からのショットの攻撃力がそこまで高くない選手に有効で、相手をコートの後ろに追いやることでゲームを優位に展開します。
逆に後ろからの攻撃力が高い選手に向けて打つとカウンターをもらう恐れがあります。
シングルスとダブルスでロングサービスラインの位置が変わるため注意が必要です。
ダブルスの場合、シングルスよりもラインがネットよりになるため、より強打を受ける可能性が高くなります。


ショートサーブ
相手コートのショートサービスライン付近に落とすサーブです。
主にロングサーブを打ちたくない相手に有効で、いきなりの強打を回避することができます。
しかし、サービスプッシュがうまい選手に対してはカウンターをもらう恐れがありますので注意が必要です。



ショートサーブの打ち方は人によりさまざまなので、自分に合う打ち方を研究しましょう。


ピンサーブ(ドリブンサーブ)
ピンサーブは、ほかのサービスが弧を描くようなサーブに対して、ドライブのようにまっすぐ打つサービスのことを言います
そしていろいろな呼び方があるようで、ドリブンサーブやpunch serveという呼ばれ方もされているらしいです。


シングルスとダブルス、ミックスダブルスでのサーブの使い分け
サーブは種目によって主となるショットが変わります。
シングルスのメインで打つサーブ
シングルスでは男子はバックハンドのショートサーブ、女子はフォアハンドのロングサーブをメインで使う方が多いです。
シングルスは最近の男子シングルスではエンドラインからの強打で一発で決まってしまう可能性が高いため、極力相手に強打を打たせないようバックハンドのショートサーブから始める傾向にあります。
女子シングルスの場合、エンドラインからのスマッシュで一発で決まることはまれなため、しっかり後ろに相手を下げたところからラリーを始めようとフォアハンドで高く上げたロングサーブから試合が始まることが多いです。



このあたりは選手によって様々ですね
ダブルスでメインで打つサーブ
ダブルスでは男女ともにバックハンドのショートサーブから始まることが多いです。
ダブルスの場合サーブのエンドラインがシングルスより短くなるため、ロングサーブを打った際に強打を打ち込まれる可能性が高くなります。
そのため、コントロールがしやすいバックハンドのショートサーブから始める方が多い傾向にあります。



フォアハンドからサーブは打つ方が少数なため、対戦すると結構嫌です。
ミックスダブルスでメインで打つサーブ
ミックスダブルスの場合もダブルス同様ですが、女子に対してロングサーブを打つ比率が若干高くなります。
これは女子を後ろに下げるためと、女子ダブルスよりかはレシーブ力が上がるためです。
いかがでしたでしょうか。
サーブから相手の思い通りにさせないプレーを行うことで試合を優位に展開することができます
是非、今回説明させていただいたサーブの特徴を理解し、使い分けていきましょう。


サーブのフォームは個性的でいいのかも↓




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