みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
バドミントンの上達には、指導者からの正しいアドバイスが欠かせません。
バドミントンのアドバイスをするときってどんなことに注意すればいいの??
このような悩みをまとめました。
バドミントン試合中のアドバイスの方法【インターバル中・ルール】
バドミントンの試合中のアドバイスは試合の流れが変わるくらい非常に大切です。
例えば、極端な話対戦相手がバックハンド側へのスマッシュに対するレシーブが苦手で、返球率が低かった場合、そのことを選手にアドバイスするだけで勝率はかなり高くなります。
実際の大会の中でアドバイスするタイミングはいくつかありますので、タイミングに合わせて解説していきます。
試合の前
実際の試合が始める前にアドバイスして状況を確認したい内容は以下の通り
- 体育館の特徴(風、見やすさ、ライト)
- シャトルの飛び方(飛ぶ、飛ばない)
- 対戦相手の特徴、弱点
- メンタルコントロール
体育館の特徴(風、見やすさ、ライト)
体育館によって見やすいコートやどちら側に風が吹いているか壁の色によってシャトルのみずらさ、ライトにかかる場所などがあります。
バドミントン専用体育館だとライトが被らないように配慮されて設置している体育館もありますが、だいたいはシャトルがライトにかぶりますので、そういった特徴を把握してアドバイスするのは重要です。
シャトルの飛び方
気温や湿度、気圧やシャトルの番号によってシャトルの飛びが変わります。
それによってロブがアウトになりやすかったりスマッシュが走らなかったりなどプレーに影響が多く出ます。
試合前や最初のインターバルなどでシャトルの飛びは確認するようにしましょう。
対戦相手の特徴、弱点
対戦相手の情報が事前に入手出来ている場合にはそれをもとに戦略を立てましょう
スマッシュレシーブが苦手な相手⇒スマッシュ中心に攻める
ショートサービスのリターンがうまい相手⇒ロングサービス中心に攻める
相手によって臨機応変に作戦を立てれるようにしましょう。
メンタルコントロール
大きい大会や試合前は緊張する選手も多くいます。
そんな時にリラックスするようなコミュニケーションをとるだけで実力が発揮され、勝率が上がることも多くあります。
選手に応じた声掛けができると良いですね。
インターバル中
インターバル中でのアドバイスの最大のポイントはアドバイスの内容を絞ること
インターバルは60秒~120秒、コートに戻る時間を考慮すると40秒~100秒。
そのくらいの時間にアドバイスできる内容は限られますし、試合中に改善できることも少ないため、最小0個~最大でも2個くらいに絞るのがおススメです。
また、ダブルスの場合はコーチが2人コーチング席に入り、試合中にアドバイスする内容を固め、一人ずつにアドバイスするということもあります。
インターバル中にアドバイスしたいおすすめの内容は以下の通り
- 対戦相手の特徴、弱点
- 戦術
- メンタルコントロール
対戦相手の特徴、弱点
先に説明した内容と重複しますが、実際に試合をしていく中での気づきがありますので、その点を考慮し作戦の軌道修正を行います。
相手のコンディションや調子なども考慮しましょう
戦術
対戦相手の特徴や弱点、相手がどのようなプレーを仕掛けてきているかを考慮し戦術を立てましょう。
先にも説明しましたがこの時に多くの戦術は立てないようにするのがポイントです。
メンタルコントロール
緊張したりプレーが安定しない時は戦術というよりかは気持ちを落ち着かせるようアドバイスしましょう。
- 気持ちが急いでミスをしている⇒ゆっくり落ち着いてまずはつなごう
- ミスが怖くて動きが硬い⇒もっと思い切ってプレーしていこう など
ほんの少しの声掛けでプレーは劇的に変わります。
試合終了後
試合終了後のアドバイスも今後に生かすためには非常に大事です。
試合終了後は選手が何ができて何ができなかったか、また、次回にどう生かすかが非常に大事です。
その際に気を付けたいのはPDCAサイクルとプレップ方による説明。
詳細は別記事でまとめましたので、そちらをご覧ください!
第16条 プレーの継続、不品行な振舞い、罰則
第2項 インターバル(1)すべてのゲーム中に、一方のサイドのスコアが11点になったとき、60秒を超えないインターバルを認める。(2)第1ゲームと第2ゲームの間、 第2ゲームと第3ゲームの間に120秒を超えないインターバルを認める。 〈テレビ放映のマッチ(試合)ではレフェリー(競技役員長)がマッチ(試合)の前に、本条第2項のようなインターバルが必要か、またその時間についての指示を出す〉
第5項 アドバイスとコートを離れることに関して(1)シャトルがインプレーでない(第15条参照)のときに限− 18 −り、プレーヤーはマッチ(試合)中、アドバイスを受けることができる。(2)プレーヤーは本条第2項のインターバルを除き、マッチ(試合)中、主審の許可なしにコートを離れてはならない。
バドミントン教本
初心者の方にアドバイスする場合
※準備中
バドミントン練習中のアドバイスのポイント
練習中のポイントとしていくつか挙げてみました
- 問題点を客観的に伝える
- 練習の途中で止める
- 意識したいプレップ方
- 単語にとらわれ過ぎない
- 初心者向けのアドバイスのポイント
- ダブルスのポイント
- シングルスのポイント
問題点を客観的に伝える
バドミントンをしているときに自分のプレーを客観的に見るのは不可能です。
ビデオを撮れば後で見ることはできますが、リアルタイムではないですね。
そのため、アドバイスするときは、今の現状と問題点を伝えて、改善案の提案をしてあげるのがよいです。
【例】
≪現状≫レシーブの際にフォアハンドで構えているとバックハンドがなかなか取れない
≪試す≫実際に取りずらいことを実感してもらう
≪提案≫バックハンドで握るか、どちらに来ても打てるように中間の握り方をするよう提案
この際に重要なのが指導者の方法を押し付けないこと(エゴを押し付けない)
最終的にはあくまでも選手がやりやすい方法でプレーすることが大事です。
指導者のアドバイスはあくまでもアドバイスにとどめるのが理想です。
練習の途中で止める
バドミントンの練習中のポイントは気づいた時点で今やっている練習を止めて行うのがおススメです。
例えば、20球一セットの練習をしているときに20球終えて一区切りついてからアドバイスしたくなりますが、途中でもいいので区切ったほうが残りの球で試すことができます。
意識したいプレップ法
PREP法では最初に結論を述べ、最後にまとめとしてもう一度結論を述べる構成となっているため、話をすっと理解しやすいのが特徴です。
単語にとらわれすぎない
バドミントンのアドバイスの言葉で「前で」とか「上で」という漠然とした単語でアドバイスすることがあると思いますが、できればもう少し言葉を重ねるか実際の動作を見せるのも大事です。
前という言葉にとらわれ過ぎて、逆に打点が下がり、オーバーヘッドストロークを顔の真ん前で打っている方がいました、おそらく打ちづらい
初心者向けのアドバイスのポイント
初心者の方にアドバイスする際には難しい単語を使わないようにし、なるべく方法よりも原理原則をアドバイスするようにしましょう。
【例】
相手のバックのエンドライン際に低めのロブ⇒バドミントンがある程度なれている方だと伝わりますが、初心者だと伝わらないかも
相手のラケットを持っていない側の後ろの線を狙って低めのロブ⇒こちらのほうが伝わりやすいかも
もちろん専門用語に慣れるのは非常に重要ですが、いきなり難しいと伝えたいことも伝わりません。
難しい用語や正しい用語は少しずつ覚えてもらうようにし、まずはわかりやすく伝えてみましょう。
実際にコートに立ちながら説明するとより分かりやすい!
ダブルスのポイント
※準備中
シングルスのポイント
※準備中
アドバイスをする際の注意点
先にも少し書きましたが、改めて注意したいことは以下の通り
- 指導者のエゴを押し付けない
- 短く簡潔に
指導者のエゴを押し付けない
先にも少し書きましたが、指導者は方法を教える際にはあくまでもアドバイス(ヒント)にとどめるようにしましょう
- エゴを押し付けるとは⇒倫理学上の利己主義の文脈で「エゴ」が用いられる場合の言い回しで、他者との関係性の中で、相手の立場を考えず自分の立場を優先させて、わがままに主張を通そうとする状態を示している。
- アドバイス⇒助言。また、忠告や勧告。
自分自身の方法の押し売りはしないようにし、あくまでもヒントを与えるにとどめましょう
アドバイスは短く簡潔に
いろいろアドバイスしても、情報量が多すぎると聞き手は大体忘れます。
ノートをとってもらうのもありですが、それよりも最優先事項の1つか二つに留め、簡潔にわかりやすく伝えたほうが響きます。
指導者の方はアドバイスすることが目的にならないように注意しましょう。
いかがでしたでしょうか?
バドミントンはアドバイス一つで上達のスピードが加速します。
指導者の方は選手の上達につながるようなアドバイスができるよう心がけていきましょう。
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