みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
バドミントン初心者が上達するにはどうすればいいの?どんな練習方法があるの?
このような悩みをまとめました。
バドミントン初心者必見!上達方法のコツ【強くなるには】
バドミントンを上手くなるために一番最初に深く理解しておくことがあります。
最重要です!
バドミントンを強くなるための本質を理解しよう(相手より一球多く返す)
それは、バドミントンは相手よりも一球多く相手コートに返すと得点が入るということです。
そして逆を言うと、自分が相手コートに返球できなくなった時に相手に点数を上げることになります。
自分がいい球を打つから点数が取れるのではなく、相手が返せなくなった時に点数が動きます。
自分目線で考えるのではなく、相手目線に立って考えることが非常に重要です。
自分にとっていい球が相手にとって嫌な球とは限りません
バドミントンで点数が動くときは相手のコートにシャトルが返せない時です。
この時に重要なのが『自分が打ったショットが良かったから相手が返せない』のではなく『相手が何らかの理由で返せなかった』ということです。
自分がいいショットを打った時に点数が取れるのではなく、相手が返せなかったときにはじめて点数が動きます。
この本質的な意識を知るだけでなく理解しておくことがバドミントンの上達で重要なコツです。
【事例1】
コート真ん中あたりに上がったチャンス球を体勢が崩れた相手プレーヤー目掛けて速いスマッシュを打った
自分の頭の中→チャンス球を速いスマッシュを打ったから得点になる
実際に起きたこと→相手プレーヤーが適当に出したラケットにたまたまシャトルが当たり、返球されて得点をとられてしまった。
【事例2】
相手コート真ん中あたりにチャンス球を上げてしまった。
自分の頭の中→相手はスマッシュが得意なプレーヤーで絶対に得点されると思った。
実際に起きたこと→相手プレーヤーが力んでネットにかけて自分の得点となった。
↑の事例のような試合展開は実際の試合でもよくあることです。
相手目線で考えるようにしましょう。
次に『相手よりも一球多く相手コートに返す』ということを深堀します。
次にあげることはどれも当たり前のことですが、この当たり前をプレーに反映させるのが非常に難しいです。
- 相手のコートに返すためにラケットにシャトル当てる
- 相手からの返球は必ずあるものとして次の返球に備える(すぐ構える)
というか100%出来たらだれにも負けません
シャトルをラケットに当てる
当たり前のことですが相手のコートに一球多く返すためには自分のラケットにシャトルを当てなければなりません。
体や服での返球は全部フォルトです。
そのためにはシャトルの軌道上にラケットを出すことが非常に重要になります。
このことを『線でとらえる』と表現してみました。線でとらえれば基本的にはシャトルはラケットに当たります。
しかし、線でとらえただけではラケットに当たるだけになり、相手コートに入るかはわからないので、ここでラケットに力を加え、シャトルを打つことが必要になります。このことを『線で打つ』と表現します。
線でとらえてちょうどいい加減で打つことができると、まずは相手のコートに返球することできます。
しかし、バドミントンは野球のバッティングのようにいろいろな方向からシャトルが飛んできますし、色々な方向に返球しなければなりません。
必ずしも線でとらえることができなくなります。
この時には『点でとらえる』ことが必要となってきます。
速い球を点でとらえて点で打つことがバドミントンは非常に難しいショットです。
しかし、いい球を打とうとするとこればかりやってしまう・・・
※上記の表現は筆者独自の表現を含みます。
相手からの返球は必ずあるものとして次の返球に備える(すぐ構える)
バドミントンで勝つためには相手からシャトルは常に返ってくる想定でいましょう。
あれ?もう返って来ないの?
自分の得点になった時はこれくらいの気持ちでいたほうが良いです。
【事例3】
コート真ん中あたりに上がったチャンス球を体勢が崩れた相手プレーヤー目掛けて速いスマッシュを打った
自分の頭の中→チャンス球を速いスマッシュを打ったから得点になる
実際に起きたこと→相手プレーヤーが適当に出したラケットにたまたまシャトルが当たり、返球されたが決まると思っていたため構えておらず、焦って返球したらネットにかけてしまった。
この時に、相手からの返球が常にあるものと思っていればラケットを線でとらえる準備ができます。
そうすれば得点することができますし、相手へのメンタル的なダメージも与えることができたでしょう。
ラケットを振るときに
振る→構える
ではなく
構える→振る→構える
というように最後に構えて終わるようにし、一球多く返球するための準備をするようにしましょう。
次にバドミントン初心者の方が上達するのにそれぞれ伸ばしたいスキルと考え方があります。
- ラケットワークの上達
- フットワークの上達
- 上達する為に意識したい練習する優先順位
- バドミントン上達法の奥義
順番に見ていきましょう。
ラケットワークの上達方法
ラケットをいかに正確に、力強く振るかで技術が向上します。
ラケットワークを向上させる手っ取り早い方法は『素振り』と『壁打ち』です。
特に素振りは初心者の方の基本中の基本となります。
少しずつでも継続して頂くことで、日々の成長を感じれるかと思います。
フットワークの上達方法
いかに楽に体を動かすか、重心移動を行うかによって、コート内を速く動けるようになるのはもちろん、シャトルに体重が乗りショットの正確性や力強さも増します。
フットワークはラケットワーク以上に重要視している方も多いです。
フットワークを速くする方法は極論反復練習しかありません。
最初から厳しい練習メニューを課すのはかなり拷問的な行為となりますので、最初は少なくゆっくり、徐々に早めていき継続していくようにしましょう。
上達する為に意識したい練習する優先順位【パレートの法則 80:20】
上達する為には習得する技術の優先順位を考えるのがおススメです。
そこで意識したいのがパレートの法則です。
パレートの法則は、働きアリの法則と同じ意味合いで使用されることが多く、組織全体の2割程の要人が大部分の利益をもたらしており、そしてその2割の要人が間引かれると、残り8割の中の2割がまた大部分の利益をもたらすようになるというものである。
・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
Wikipedia
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
バドミントンでも2割の練習で8割の効果、8割の練習で2割の効果というのは筆者の感覚的にあります。
あくまでも感覚的ですが、習得する優先順位の参考にしていただければ幸いです。
2割の練習で8割の効果
- スマッシュをコースに打つ練習
- 同じフォームで打つ練習(フェイント効果)
- 相手のコートに返すレシーブ
- 前衛で触って相手に下で触らせる練習
8割の練習で2割の効果
- 速いスマッシュを打つ練習
- フェイントを打つ練習
- 毎回一番後ろまで返すレシーブ
- 前衛で鋭いプッシュを決める練習
どうしても華やかなプレーに目が行ってしまいがちですが、勝つためのショットや練習は地味なことが多いです。
練習する優先順位を組み立てながら上達していきましょう。
最短で上達するためのPDCA
効率よくバドミントンを上達するための方法はPDCAサイクルを意識することです。
これはビジネスの世界でよく使われるのですが、スポーツも一緒と思います。
PDCAとは
- P→Plan
- D→Do
- C→Check
- A→Action、Answer
に分かれます。
この順番でくるくる回していくと上達スピードが加速します。
こちらのPDCAサイクルについては別の記事でまとめています。
ミスを減らすためには?【ミスをしてPDCAサイクルを回そう】
特にチェックの段階で誰か別の方に分かったことを教えることで記憶が定着します。
知っていて出来ていて教えられると技術の定着率も上がりますので、是非、人に教えられるようになりましょう。
また、練習というとどうしてもむしゃらに回数だけをこなせばいいと雑な発想にあってしまいがちですが、大事なのは質の高い練習を徹底する。
練習のクオリティを上げていくのが非常に大事です。
計画や見直し、効率の良さが大事なのは分かったけど、何からやっていけばいいの?
次はそんなあなたにバドミントン上達の奥義をお教えします。
バドミントン上達法の奥義は凡事徹底
バドミントン勝つための奥義は”凡事徹底こそ奥義”です
この四文字熟語はの意味は聞いたことがありますか?
改めて国語辞典で調べてみました
「なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語。」
という意味です。
え、この答えちょっとずるくない?
と思われた方もいるかと思いますが説明します。
また、この言葉を体現している選手で有名な日本人スポーツ選手がいます。
元メジャーリーガーのイチローさんです。
この意味を知らなくても、みなさんは野球のイチロー選手(鈴木一朗)を知っていると思います。(メジャーで年間 262 安打は現在でも最高記録!さらに10年連続200安打!)
「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただ一つの道だ」(イチロー)
凡事=あたりまえのこと 徹底=つらぬき通す
当たり前のことを当たり前にする、自分のあたりまえのレベルを上げる。
これを練習でも実際の試合でも行えることが奥義といえます。
漫画でいうと
- SLAM DUNKの桜木花道庶民シュート
- SLAM DUNKの神宗一郎 3ポイントシュート
- NARUTO -ナルト-のロック・リー
- HUNTER×HUNTERのネテロ会長 一日一万回 感謝の正拳突き
当たり前にできることを増やしていくのが最終奥義
日々の積み重ね、凡事徹底。
バドミントンの世界でいう凡事徹底した結果がどういう試合イメージになるかというと
【例】ショートサービス
精度の高いサービス
⇒相手が思うように攻めれない
⇒ラリーが優位に進む
【例】ロブ
他のショットと見分けがつかないロブ
⇒フェイントしなくても相手の足が止まる
などなどです。
一見、本人からしてみればただのショットですが、精度を上げていくことで最強の武器になります。
バドミントンをしているとどうしても派手なフェイントや一か八かのショットにあこがれを持って頼りたくなってしまいますが、
はこのように普通のことの精度を上げていくことが最短上達法、奥義になりえます。
次は凡事というけど、実際にはどういうことをやっていけばいいの?ということを説明したいと思います。
バドミントン初心者向け悩み別上達方法
初心者の方は練習をしていくうちにいくつかの壁が出てきます。
- ハイクリアーが飛ばない
- スマッシュが遅い
- 空振りしてしまう
ハイクリアーが飛ばないときは?
ハイクリアーが飛ばないのは、特にバドミントン始めたての女性が多くぶつかる関門かと思います。
ハイクリアーを飛ばすことは
『ズバリ前に出ながら体重移動で打つこと』
でクリアーは飛びやすくなります。
ここでもしっかり体重移動するフットワークが非常に重要となります。
スマッシュが遅い→速くするコツ
始めたてのころはどう打てばいいのかわからずにスマッシュは遅くなりがち・・・
力一杯腕を振り回せばスマッシュが速くなるわけではありません。
スマッシュを速くするには、より効率よく、シャトルに体重を乗せて打つかが非常に重要となります。
ハイクリアーを遠くに飛ばす方法ともかぶりますが、
- 前に出ながら
- より一瞬に力を入れる
事が必要となってきます。
そのためにもフットワークでシャトルを前に出ながら打てるようにしましょう。
空振りしてしまう
最初はどうしても力んで空振りが増えます。
力みを減らし、相手のショットの軌道にラケットを合わせることができます。
イメージはパターゴルフやビリヤード!まずラケットを構えて標準を合わせ、そこにラケットを戻すイメージで振ります。
そうすることで劇的に空振りを減らすことができますよ!
上達できない壁も楽しんで行きましょう
バドミントンをしているとどうしても上達が一見止まってしまうことがあります。
バドミントンを始めた当初は右肩上がりで上達していきますが、上達スピードが緩やかになることがあり、そのことをプラトーといいます。
上達スピードは曲線的であり、そのことを理解しておくだけで余計なストレスを抱えずに済みます。
初心者におすすめのバドミントン上達練習方法
初心者におすすめの上達練習方法を、一人で出来る練習と体育館で行う基礎練習とで分けてまとめてみました。
一人でできる初心者におすすめの上達練習方法
- 素振り
- フットワーク
- 壁打ち
- サーブ練習
- ダッシュ(ランニング)
素振り
いつでも一人でもできる練習、素振りです。
シャトルを打つ前にラケットの振り方を確認する方法として手軽にでき、また、確実に成果になります。
一日何回と決めて取り組むのもよいでしょう。
フットワーク
先で紹介したフットワークです。
バドミントンは足のスポーツというくらい大事なフットワーク。
苦手な人も多いですがコツコツやりましょう。
壁打ち
自宅の壁でやるには音を気にしないといけないかもですが、音が鳴らないボールでやるのもありかも。
サーブ練習
簡易的なネットや暇などを使ってできるサービス練習。
体育館だとなかなか時間を割くことができませんが、自宅でならできることが少ない分逆に良いかも・・・?
ダッシュ(ランニング)
基礎体力や瞬発的に力を出す練習になるダッシュやランニング。
苦手な人も多く、継続が難しい練習の一つですが、週に何キロや月に何キロ走るなどの目安を決めることで走るのも楽しくなりそうです。
筆者は月に何キロとペースを決めています。雨の時期は無理しないように。
体育館内で行う初心者におすすめの上達練習方法
- フットワーク
- 手投げノック
- 基礎打ち
- ドロップ交互
- スマッシュ交互
- 一点返し
フットワーク
手投げノック
基礎打ち
ドロップ交互
スマッシュ交互
一点返し
初心者におすすめのバドミントンラケット
バドミントンラケットは同じ初心者の方でも体格や性別によって変えるのが理想です。
ガットも意識して選んでみよう
バドミントンラケット同様にガットもこだわってみましょう。
ガットの種類やポンド数によって打ちごたえは大きく変わります。
質問も随時受け付けております
バドミントンを始めたばかりはいろいろと疑問に思うことや質問などもあるかと思います。
質問や練習メニューでの相談等ありましたらお気軽に公式ラインからご連絡ください!
道具の選択やおすすめのシャトル、練習メニューなどなんでも相談に乗らせていただきます。
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