みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
桃田選手や奥原選手をはじめ、フットワークが速いことは勝つための大きな要素です。
フットワークを速くするコツやいい練習方法はあるの?
歩幅や歩数は関係あるの?
このような悩みをまとめました。
フットワークを速くするコツ【重心を傾ける】
フットワークを速くするコツは、行きたい方向にいかに重心を傾けるかです。
人間は行きたい方向に重心を傾けないとうまく動くことができません。
短距離選手のクラウチングスタートをイメージしてみてください。
手をついている時点で重心が前方に行くのをとどめ、スタートと同時に手を離すと重心が行きたい方向(ゴール)に向きます。
このように重心を傾け、コントロールできないと非常に効率の悪いフットワークになります。
それでは重心を行きたい方向に傾けるコツは何か。
- お辞儀
- スタンスを広げて構える
- リアクションステップ
これらがあげられます。
お辞儀
動き出す前にしっかりお辞儀をしてあげることで重心を下げることができます。
重心を落とすというと膝を曲げるイメージがありますが、実際には股関節を曲げてあげることが大事です。
このことは田児賢一さん(TAGO KENさん)も動画の中で解説されています。
スタンスを広げて構える
スタンスを広げて構えることで重心が落ち、体を傾けやすくなります。
肩幅より少し広げ(個人差大きいです)構えます。
この時、例えば右に行きたいときは左足で地面を踏むことで右方向に動くことができます。
スタンスが狭いと横方向に力が発揮されないため、自分に合ったスタンスを見つけましょう。
リアクションステップ
フットワークを速くするためにはリアクションステップは非常に大切。
相手のショットに合わせて行います。
リズムをとりつつ、着地の反動をうまくフットワークに繋げましょう。
フットワークが速い桃田選手の動作を確認
いかに重心を崩して楽にフットワークするかが重要。
桃田選手も常にお辞儀の状態でスタンスを広く取り、リアクションステップを必要に応じて踏みながら動いています。
ホームポジションを毎回意識しよう
フットワークの練習をするときにホームポジションを意識してみよう。
ホームポジションに戻るということは次の相手からの攻撃に備えること。
早く戻りしっかり準備しましょう。
フットワークを速くする練習方法【自分のペースでしない】
フットワークが速い人をイメージし、フットワークを速くしようと思いながら練習を積み重ねることです。
多くの方が「ん?」と思われるかもしれません。
しかし、フットワークを速くするためには基本的にフットワークの練習をするしかありません。
そして、自分のスピードの限界を突破することにトライしていかなければなりません。
足がもつれそうになったりする中で速くなります。
しかし、工夫もなく自分のペースでやってしまうと自分のスピードの限界を突破する努力を毎回毎回sしないといけなくなります。
修行僧のようでつらい・・・。ただただ苦しく、継続が難しいです。
なので練習内容を工夫し
- 制限時間内に設けてフットワーク
- 誰かと勝負してフットワーク
- 通常より負荷をかけた練習をする
などルールや負荷を設け、楽しみながら切磋琢磨することがおすすめです。
自分と似た体型のフットワークが速いプレーヤーを参考にする
これは非常に有効といえます。
様々なフットワークの仕方がありますが、正直身長や体重、足の長さや手の長さ、その日のシャトルなどによって無限のやり方があります。
その日その人に合ったフットワークは唯一無二な筈なので、フットワークの方法をガチガチに固めるのは本番向きではないといえます。
なので基本のイメージを自分の似た体系のプレーヤーで固め、その都度その都度対応していくのが本番向きでよいでしょう。
【制限時間を設ける】指示だしフットワーク
例えば30秒間で8方向(左前・前・右前・左右・右後ろ・後ろ・左後)をランダムに指示してもらい、何回フットワークできるか数えます。
なるべく多くの回数できるようにしましょう。
【勝負する】鏡フットワーク
1コートに2人ずつ入り(半面も可)どちらか親を決めます。
親の動きを子が真似てフットワークすることで、楽しみながら競い、その過程でフットワークスピードも速くなります。
【通常より負荷をかける】ノックや2対1
ノックや2対1などの練習は、通常の試合だとあり得ない球で練習することができます。
あまりにも試合とかけ離れていてはだめですが、例えばドロップを打った瞬間にネット際にヘアピンを打たれる、というようなラリーです。
通常の試合だと相当力の差があったり読まれていないと起こりえないことですが、ノックや2対1だとこのような負荷をかけることができます。
そして負荷をかける練習を行うことでそのようなスピードへの耐性が付き、結果フットワークが早くなります。
【ステップ練習】チャイナステップやラダートレーニング
チャイナステップやラダートレーニングを練習することで、リアクションステップを含め、様々なステップを練習で磨きます。
フットワークの歩幅や歩数は関係あるの?【優先順位は低い】
歩幅が伸び、歩数が減るとフットワークが速くなるイメージがありますが、精度は落ちます。
【実験】
「2m先の地面にマークをし、それを一歩踏み込んでつま先で踏んでください」
と言われたら正確にふむのは難しいと思います。
だけど、2歩で踏みに行くと正確にふめる可能性は非常に高くなります。
バドミントンにおいてフットワークを速くするのももちろん大事ですが、そのあとのシャトルを正確に打つという動作のほうが基本的に大事です。
そのためには次に備えられるようイメージし、その位置に自分の身体を移動させる必要があります。
なので歩幅や歩数そこまで意識せず、
「さっきのフットワークは何歩でいい感じだったな」
というように結果論で作っていくほうが良いかもしれません。
少なければ少ないだけよい、というわけではないということです。
意識的にフットワークの歩数を増やしたほうが速くなることも
最近だと体育館内の風の影響などから、逆に歩数を増やしたほうが良いことも少なくありません。
風は打つ直前まで影響がありますので、逆に大きな一歩でシャトルを取りに行くと落下地点が合わないことがあります。
結果、安定したショットが打てず、次のラリーが不利になり、フットワーク自体が遅くなるという結果になる恐れも・・・
あまり常識にとらわれず、まず自分なりにいろいろ試して検証していくのもお勧めです。
個人的にはシャトルを打つのが好きなので、2対1を研究しながら好んで取り組んでいます。
みなさんも是非、自分なりの方法でフットワークを速くしてみてください。
おしまい
コメントや道具に対するレビューなどお願いします