みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
突然ですが、あなたは自分に合うバドミントンガットのテンション・ポンド数を使えていますか?
正直、本当に自分に合うかわからずに使っている方が多いかと思います。
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自分に合うテンション・ポンド数の特徴とかあるのかな?選び方も知りたい
このような悩みをまとめました。
1995年生まれ岩手県出身。ジュニア期からバドミントンを始め、日本トップのS/Jリーグ所属経験や国際大会優勝経験もある実力者。SNSのフォロワー数もバドミントン界トップレベル。現在も選手として活動している。
- 2014年 東北学生バドミントン選手権シングルス優勝
- 2016年 第67回全日本学生バドミントン選手権大会 複16強
- 2021年 全日本総合バドミントン選手権大会 ベスト16
- 2022年 グアテマラフューチャーシリーズ 優勝
あなたに合うバドミントンガットのテンション・ポンド数の選び方の目安
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あなたにおすすめのガットのテンションを表にしてみました。
図のように16ポンドのゆるめから始まり、27ポンドで固め、35でプロレベルとポンドを表してみました。
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標準という項目をつくろうかと思ったのですが、何をもって標準?といわれると答えられなかったため、ざっくりなイメージで分けてみました。
ガットのテンションを上げて硬くすると何が変わるの?
![バドミントンガットを高テンションにすると何が変わる?表でまとめました](https://machida-badminton.com/wp-content/uploads/2022/04/ガットテンションによる違い-1024x689.jpg)
![バドミントンガットを高テンションにすると何が変わる?表でまとめました](https://machida-badminton.com/wp-content/uploads/2022/04/ガットテンションによる違い-1024x689.jpg)
表にまとめてみました。
このように表にまとめると一見「テンション低い方がよいのでは?」と思われると思いますが、多くのプロ選手は30ポンドを超える高テンションで張り上げています。
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それだけ高テンションによって得られる効果が貴重ということ!
初心者におすすめのガットのテンション・ポンド数
初心者におすすめのポンド数は16~19ポンドです。
初心者はまだしっかりシャトルに力を伝えることが難しいため、反発力を作るためガットを緩めに張ってしっかり奥まで飛ばすことを目的とします。
![](https://machida-badminton.com/wp-content/uploads/2020/11/Health-Wellness-Youtube-Thumbnail-17-1.jpg)
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中級者におすすめのガットのテンション・ポンド数
中級者の方におすすめのポンド数は20~24ポンドです。
ある程度シャトルをしっかり打てるようになってくると、次はスマッシュやドライブの威力を上げることを目的に少し硬めに張ります。
しかし、中級者のレベルは特に肩を痛めやすいため、急激にポンド数を上げないように注意しましょう。
上級者におすすめのガットのテンション・ポンド数
上級者の方におすすめのポンド数は25~29ポンドです。
このレベルになるとシャトルを奥まで返せることは当たり前で、よりアタック力を出すことを目的にガットを硬く張ります。
また、スイングスピードが上がってくると逆に硬く張ったほうがコントロールしやすくもなります。
ですが、上級者の方が必ずしも25ポンド以上で張っているわけではありません。
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今回はアルティマックスを30ポンドで張りました。やはり馴染んでくるまで3日から5日位、長くて1週間位は使い込まないと張りが強いままと感じました。 体勢が悪い状況でのスマッシュだったり、体が入らない状況でのレシーブの際は力が球に乗らないと感じることがありました。スイートスポットが狭めとでもいう感覚でしょうか。
いろいろ試す中で自分が打ちやすいポンド数を見つけることが重要です。
ちなみにプロレベルのガットのテンション・ポンド数は?
S/Jリーガーやプロのレベルになりますと男性では30ポンド、女性では28ポンド以上の方も見られます。
それだけシャトルに力を伝えられる技術が備わっているということですね。
桃田選手は31ポンドで張っている時がありました!
【プロの打球音がいい音がするのはポンド数の高さも関係します】
ジュニアにおすすめのガットのテンション・ポンド数
ジュニアにおすすめのポンド数は16~19ポンドです。
ジュニア選手はまだ体格が小さい方が多く、力でシャトルを遠くに飛ばすのが困難です。
しっかり奥まで飛ばすことを目的にガットは緩めに張りましょう。
中学生におすすめのガットのテンション・ポンド数
中学生におすすめのポンド数は19~22ポンドです。
徐々に体が大きくなる時期なので、体格に合わせてポンド数も徐々に上がて行きましょう。
しかし、中学生の時期は体格的にも技術的にも差が出やすい時期なので注意が必要です。
場合によってはより柔らかくすることも大事です。
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中学生位だとカンカンに張っているのがかっこいいということで、テンションを高めに張ることあるかもですが、自分の筋力に合わないテンションはおすすめしません。
高校生におすすめのガットのテンション・ポンド数
高校生におすすめのポンド数は22~25ポンドです。
高校生にになると比較的体格は大人に近い体格なため、徐々にポンド数も上げていきましょう。
しかし、中学生同様、体格も技術も差が出やすいので、ポンド数は柔軟に考えていきましょう。
女性におすすめのガットのテンション・ポンド数
女性におすすめのポンド数は26ポンド以下です。
日本トップレベルのプレーヤーでも硬い方で28ポンド、ほとんどの方が26ポンド以下だったため、これより硬く張るとかなり硬い印象があります。
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松友選手は25ポンドのようです
参考:S/Jリーグ日本ユニシス情報
最終的には自分に合ったガットのテンションを見つけよう
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いままでいろいろな提案をさせていただきましたが、最終的には自分のプレースタイルや体格、感覚に合わせて選ぶことが大事です。
私の知人の中にも全国レベルの実力をもつ社会人の男性の方で16ポンドで張っていたり、インカレのチャンピオンで24ポンドで張っている方もいらっしゃいます。
単に上級者になるにつれてガットを強くしていくのでなく、それはあくまでも目安として、自分の打ち方やプレースタイルに合ったガットのポンド数を探してみましょう。
ガットのテンション・ポンド数は季節によっても目安が変わります
実はガットのテンションは季節によっても変わります。
これは寒いとガットが伸びづらくなるためであり、日本だと冬に2ポンド下げるというのが目安となるようです。
高テンション&寒いとガットが切れやすくなるので、その対策にもなりますね。
日本は北海道と沖縄で気温が全く違いますし、山の上だと気圧の差でシャトルが飛びやすいということもあります。
場所によってガットのポンド数を変える工夫もしてみるとプレーの幅が広がりそうですね。
![](https://machida-badminton.com/wp-content/uploads/2020/12/Night-Sky-Mountain-Decorative-Border-YouTube-Thumbnail-4-1-300x169.jpg)
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ガットはテンションだけでなく、種類にもこだわってみよう
ガットのポンド数のほかにもガットの種類にもこだわってみましょう。
ガットの種類を変えるだけでショットの打ちやすさは大きく変わります。
太さ、材質、縦横違うガットを使う
自分に合ったガットも張りの強さと一緒に探してみましょう!
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おしまい
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