みなさんこんにちは、健ジムのケンスケ(@cg_kensuke)です。
バドミントンは様々な特徴のラケットがあります。
自分がメインで行っている種目ごとにラケットを選ぶとよりパフォーマンスが上がることはご存知でしたか?
ダブルスに向いているラケットってどんなラケット?おススメが知りたい!
このような悩みをまとめました。
バドミントンダブルスに求められるラケットの特徴とは?
ダブルスとシングルスでは求められるラケットの性質も変わります。
そして、前衛と後衛、オールラウンダーのプレーヤータイプによってもラケットに求める性質は変わります。
順番に見ていきましょう。
ダブルスプレーヤーに求められるラケットの特徴
バドミントンのダブルスで求められるラケットの共通の特徴は
ラリー展開が早く、連続で攻撃できるか
相手の攻撃を奥まで返せるか
この二つがポイントとなります。
例えば、
相手のドライブが早くラリーについていけない
スマッシュで連続攻撃ができない
→軽いラケット、もしくはトップライトのラケットを使ったほうが良い。
→シャフトがしなりすぎないように少しシャフトが硬いラケット、またはtラケットヘッドが重すぎないラケットを使ったほうが良い。
相手のスマッシュを奥まで返せない
クリアーを奥まで返せない
→シャフトを少し柔らかくする。
等
初心者の方がしならないラケットを使うと遠くまで返すことが難しくなるため、ダブルスでよいパフォーマンスを出すのが難しくなります。
ラリースピードはそこまで速くないのに硬いラケットをチョイスすると、ただただ奥まで返せないラケットを使うことになります。
このリスクを考慮したうえで自分のスキルに合わせてラケットをチョイスしましょう。
前衛タイプに求められるラケットの特徴
前衛タイプに求められるラケットは、後衛よりもより早いラリーに対応できることです。
前衛でシャトルを捕まえたいときにラケットが重すぎるとしっかりミートするのが難しくなります。
- ラケット自体が重すぎない
- ラケットヘッドが重すぎない
- シャフトが柔らかすぎない
後衛タイプに求められるラケットの特徴
後衛タイプに求められるラケットは、前衛よりも強打できることです。
後衛からしっかりとした強打を打てることでダブルスを有利にコントロールすることができます。
- ラケットが軽すぎない
- ラケットヘッドが軽すぎない
ダブルスの得意、不得意に合わせてラケットを選ぶ
次に自分の得意、不得意に合わせてラケットを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
不得意なショットに合わせる際には今まで説明させていただいた内容が逆転します。
考えるポイントは主に3つ
- ラケットのバランス
- ラケットの重さ
- ラケットシャフトの硬さ
順番に見ていきましょう。
ラケットのバランス
ラケットの重さのバランスは、ダブルスのプレースタイルによって変える必要があります。
【ラケットがトップヘビーの場合】
→スマッシュやクリアーが速くなる、ドライブなどの小さいショットが難しい
【ラケットがトップライトの場合】
→スマッシュやクリアーが打ちずらい、ドライブなどの小回りが利きやすい
と変わります。
そのため
【後衛タイプのプレーヤー】
→イーブンバランスかトップヘビー
【前衛タイプのプレーヤー】
→トップライトかイーブンバランス
このようなラケットを使用することが多いです。
ですが、ラケットで弱点(不得意)を補うという発想もありです。
スマッシュは得意で細かいプレーが苦手だから、細かいプレーがしやすいヘッドライトのラケットを使ってみよう
どの考え方が自分に合っていて気持ちがよいか、パフォーマンスが上がるかで考えてみましょう。
最近では速いラリーでのダブルスも多いため、早い展開についていけつつ、しっかりスマッシュが打てるものをチョイスするのがいいですね。
後衛タイプであればスマッシュを生かしつつ前衛ができるラケット、
前衛タイプであればプッシュやドライブなどを活かしつつ後衛でスマッシュが打てるラケット
このようなバランスが大事です。
ラケットの重さ
ラケットの重さはラリースピードや筋力、プレースタイルによって調整しましょう。
ダブルスで多く使用されるラケットの重量は最近ですと4Uが多いです。
ここは体格や筋力、試合レベルやラケットのバランスによってまちまちです。
まずは4Uのラケットで試してみて、試合展開や筋力、ラケットに応じて調整するようにしましょう。
【例】
4Uのラケットを使ったが軽くてうちごたえがなかった。
3Uのラケットだとスマッシュが気持ちが良いが、ドライブが差し込まれることが多い。
→プレースタイルや苦手な展開に合わせて判断する。
私自身、2Uのラケットのほうがスマッシュが走るのですが早いドライブについていけなくなります、、、そのため現在は3Uのラケットを使用中です。
2Uのラケットはダブルスではかなり重め
2Uのラケットも一部発売されておりますが、かなり重く、ダブルスで使いこなせる人は少ないでしょう。
私自身、打てなくはないのですが、ラリーが速くなると振れなくなることが多いです。
また、3Uのラケットでもヘッドヘビーの物はかなり重く感じるかと思います。
ラケットシャフトの硬さ
シャフトの硬さもラケットの重さと同様にスイングスピードによって変える必要があります。
【シャフトが硬い】
→ドライブやスマッシュが速く、クリアーやロブなどは飛びづらくなります。
【シャフトが柔らかい】
→ドライブやスマッシュがしなるため打ちづらい、クリアーやロブは飛ぶように
ざっくりわけると筋力がある方は硬いラケット、筋力が少ない人は柔らかいラケットとなります。
では次にそれらの特徴を加味して実際におすすめのラケットを考えてみました。
レベル別ダブルスにおススメのラケット【初心者から学生など】
レベル別にまとめてみました。
※実際に自分が使ったことのあるラケットからなるべく選ぶようにしていますが、一部未使用のものがあります。
初心者から中級者、始めたての学生におススメラケット5選
ヨネックス-ナノフレア400
【ラケットバランス】トップライト(先が軽い)
【ラケット重量】4U(やや軽い)
【シャフトの硬さ】硬め
前衛向きのラケットです。
ラケット重量が軽く、トップライトなため、操作性はよいですがクリアーなど遠くに飛ばすショットが飛びづらいかもしれません。
コンポジットテクノ-C5
【ラケットバランス】イーブン
【ラケット重量】4U(やや軽い)
【シャフトの硬さ】イーブン
オールラウンドタイプ、前衛後衛どちらもこなしやすいモデルです。
ヨネックス-アストロクス66
【ラケットバランス】ややトップヘビー(先が重い)
【ラケット重量】4U(やや軽い)
【シャフトの硬さ】柔らかい
ラケット自体が軽く、程よくシャフトがしなるように設計されています、女性におすすめ!
コンポジットテクノ-L5
【ラケットバランス】トップヘビー(先が重い)
【ラケット重量】5U(軽い)
【シャフトの硬さ】柔らかい
シャフトがしっかりしなり、ロブやクリアーが打ちやすいラケットです。
ヨネックス-アストロクス33
【ラケットバランス】ややトップヘビー(先が重い)
【ラケット重量】5U(軽い)
【シャフトの硬さ】柔らかい
L5同様にシャフトがしっかりしなり、ロブやクリアーが打ちやすいラケットです。
上級者におススメラケット5選
ヨネックス-アストロクス100ZZ
【ラケットバランス】ヘッドヘビー
【ラケット重量】3U,4U
【シャフトの硬さ】硬い
日本男子ダブルスの遠藤選手が使用しているラケット。
非常に硬くて重いラケットです、使いこなせるレベルは限られますね。
ヨネックス-アストロクス88D/S
最近バージョンアップされました!
- アストロクス88S GAME
- アストロクス88D GAME
- アストロクス88S PRO
- アストロクス88D PRO
【ラケットバランス】トップヘビー
【ラケット重量】3U,4U
【シャフトの硬さ】硬い
日本リーガーのダブルスプレーヤーが多く使うラケットです。
ソノカムペアやフクヒロペアもこのラケットを使用しています。
コンポジットテクノ-S7
【ラケットバランス】ヘッドライト
【ラケット重量】3U
【シャフトの硬さ】硬い
ダブルスの前衛プレーヤーにおすすめのラケット。
シャフトが非常に硬く、ドライブをコンパクトに打てます。
ヨネックス-アストロクス77
【ラケットバランス】ややヘッドヘビー
【ラケット重量】3U,4U
【シャフトの硬さ】やや硬い
オールラウンドなラケット、シングルスでも使いやすいモデルです。
コンポジットテクノ-C7
【ラケットバランス】イーブン
【ラケット重量】3U
【シャフトの硬さ】硬め
ザ、上級者向けオールラウンドラケットです。
私もメインラケットで使用しています!
ダブルスプレーヤーはガットにもこだわってみよう
いままではラケットについての説明でしたが、ガットについてもこだわってみましょう。
ガットでまず考えるポイントは2つ
- ガットの太さ
- ガットのテンション
です。
ガットが太くなるとスマッシュやクリアーなどのショットを打つ際にシャトルとの接地面が多くなりうちごたえが増します。
耐久性も上がりますが、スピンや繊細なショットが打ちづらくなる傾向にあります。
また、ドライブなどシャトルをはじいて打つような球は少し打ちづらくなる傾向にあります。(太いとスピードは落ちる)
また、細くなると耐久性が下がる分スピンや繊細なショットが打ちやすくなる傾向にあります。
ドライブなどの弾いて打つショットは打ちやすくなる傾向にあります。
最近のダブルスでは男女ともにスマッシュやドライブ主体の試合展開になることが多いため、
ざっくりですが
後衛タイプ→太めのガット(パワー重視)
前衛タイプ→細めのガット(コントロール重視)
から試してみるとよいでしょう。
もちろん人それぞれ得意不得意、合う合わないなど感覚的なところが強いので、いろいろなガットを使ってみましょう
ガットのテンション
基本的に考え方はラケットのシャフトの硬さと同様です。
硬くなる分反発力が増しますがその分筋力が必要となります。
自分の体格や筋力、スイングスピードに合わせて調整しましょう。
いかがでしたでしょうか。
どのようなラケットを使うかによってダブルスのパフォーマンスは大きく変わります。
是非いろいろなラケットを使って自分に合う一本を見つけてみてくださいね。
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